こんにちは。mpです。
俳優「大橋彰」と聞いて、誰?と思った方多いですよね。私もその一人です。
でも、お笑い芸人「アキラ100%」と言えばお盆芸の!とピンときます。
実は、このアキラ100%さんの本名が、大橋彰さんなんです。
そして、今回映画「こはく」で俳優井浦新さんと兄弟役をつとめることになりました。
お笑い芸人の方が俳優としても活躍することはよくありますが、なぜアキラ100%さんが俳優を?と思われた方も多いですよね。
そこで、なぜアキラ100%さんが本名大橋彰さんとして映画に出演することになったのか、また演技の評価についてご紹介します。
中学時代
アキラ100%さんこと大橋彰さんは、埼玉県秩父市出身です。
子どもの頃から野球少年で、中学時代も野球をやっていたそうです。
しかし、中学卒業頃から視力が悪くなってきたそうなんです。
高校時代
埼玉県立熊谷西高等に進学した、アキラ100%さんこと大橋彰さん。
視力低下と共にメガネをかけることになったそうで、野球部を諦めます。
そして、たまたま入ったのが演劇部だったそうです。
たまたま入ったものの、それがめちゃめちゃおもしろかったとのこと。
高校時代が、俳優大橋彰として活動する始まりなんですね。
大学時代
駿河台大学法学部に進学します。
実は、中学の社会科と高校の公民の教員免許を持っているそうですよ!
大学には演劇部がなかったそうで、高校生の時に観に行ったことがある社会人中心の小劇団に参加していたそうです。
そして、年に2回くらい公演にも出ていたとのこと。
高校、大学と演劇に取り組んでいたんですね。
その時のことを大橋さんは次のように語っています。
楽しかったです。
それまでは同年代としかやってなかったんですが、社会人の方、お芝居でご飯食べてる方もいましたし。
アルバイトしながらでも、文学座とかでちゃんと稽古されていた方も何人かいらっしゃいましたので、やっぱり違いますよね。
僕なんかは本当にみそっかすで混ぜてもらっていたみたいな部分もあるんですけど、すごく楽しかったです
引用:テレ朝POST
芸能事務所時代
劇団にも所属していたそうですが、目立った活動もなかったようです。
椎名桔平さんの付き人兼運転手も経験されたそうですが、置き手紙を残して逃げた話は有名ですよね。
芸人時代
2005年にお笑いコンビ「タンバリン」を結成しますが、2010年に解散します。
その後、アキラ100%の芸名でピン芸人として活動をスタートしました。
2015年にはアキラ100%さんが所属ししている所属事務所のネタ見せをしてくれている作家さんが書いた舞台「ゆらり」に出演しています。
その舞台を横尾初喜監督が見て、素敵な役者さんだなと思ったそうです。
#映画こはく 明日7/8の公開中トークイベントは…
本日の #エンクミ さんからバトンタッチ!
明日は #大橋彰(#アキラ100パーセント)さんと監督が登壇〜会場のお客様からご感想や質問を受け付けます!ぜひご参加下さい#シネマート新宿 21:15の回https://t.co/HWtU0dijKl#井浦新 #アキラやばい pic.twitter.com/KTGyCoatog
— 映画『こはく』 (@kohakumovie) July 7, 2019
そして、2017年にR-1ぐらんぷりで優勝し一躍有名になります。
ですので、横尾監督はお盆1つで出てきたアキラ100%さんを見て驚いたそうですよ。
大橋彰さんの演技の評価は?
アキラ100%さんこと大橋彰さんの演技をみなさんどのように感じているのでしょうか?
横尾初喜監督
「ゆらり」「こはく」と2作品で大橋彰さんを起用した横尾監督は、次のようにおっしゃっています。
大橋さんは少し哀愁の漂う役柄で、かつユーモラスな一面もある難しい役を見事に演じていました。
僕はコメディーも好きなので、素敵な役者さんだなと思っていました。
引用:エキサイトニュース
演劇での経験とお笑い芸人としての経験があってこその演技力なのかもしれませんね。
また、「こはく」に起用するにあたり、次のようにおっしゃっています。
先に井浦新さんにオファーして快諾をいただいていましたが、その兄でストーリー上とても大切になる役柄を誰にお願いしようかとなったとき、井浦さんとは違う表現で化学反応が起きるような役者さんが絶対に面白いだろうなと考えました。
そこで直感的に「大橋さんしかいない!」と。
舞台出身の俳優さんは「その場に生きている」表現をあらゆるアプローチで演じることができるんです。
引用:エキサイトニュース
井浦新さん
「こはく」で共演した井浦新さんは、大橋彰さんの演技について次のようにおっしゃっています。
自分の世界にぎゅうっと入ってバーンと表現される彰さんの芝居のやり方がこの役には活きる。
引用:シネマトゥデイ
また、絶賛されているラストシーンは長回しで撮影されたそうです。
大橋さんの集中力や気迫がすごかったそうで、撮影テストもせず一発勝負のドキュメンタリーとして撮影したんだそう。
撮影の数時間前からサナギみたいになって、全く僕らの前には出て来なくなって、車に閉じこもって、たまに外に出て深呼吸をしていた。
針を刺すとパーンといくくらい張りつめて、目や表情が変わっていた。
引用:シネマトゥデイ
井浦さんが舞台挨拶で「裸の方しかイメージがないかもしれませんが、すごいですから味わってください」とお客さんに言うほど、素晴らしい演技だったそうですよ。
最後に
アキラ100%さんこと大橋彰さんについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
演劇の世界に足を踏み入れたきっかけこそ、視力の低下でたまたまということでしたが、長年の経験や夢があってこその俳優業なんですね。
これからも、俳優大橋彰としての活躍が楽しみです。