こんにちは。mpです。
JO1の5thシングル「WANDERING」は、「Prologue」と「僕らの季節」のダブルリーシングルです。
今回は、その1曲「僕らの季節」を考察してみたいと思います。
様々な考察があると思うので、素人の一考察として読んでいただければ幸いです。
Contents
5thシングル「WANDERING」のコンセプトは?
さっそくですが、5thシングル「WANDERING」のコンセプトをおさらいしたいと思います。
―予期せぬ局面、直面した苦難を乗り越え僕らはさらに成長するー
結成2周年を目前にしたJO1初のダブルリードシングル、『WANDERING』。
彷徨い立ち止まり、振り返ると感じる懐かしさ、おぼろげな記憶。
これまで様々な困難と危機を乗り越えながらも歩んできたJO1のさらなる成長がキーワード。
“休んでもいい、立ち止まってもいい、ゆっくり前に進もう”というメッセージが込められています。引用:公式HP
2020年12月にオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」で結成されたJO1。
韓国で合宿をし、いよいよデビューという時に、新型コロナウイルス感染拡大により、思うような活動ができなくなりました。
デビュー時のプロモーション活動だけでなく、ファンと直接会うことも、海外での撮影や全国ツアーの予定も実現できなかった約2年間。
やっと2021年11月にファンを目の前にした有観客ライブ「OPEN THE DOOR」を実現できたものの、メンバーの1人金城碧海さんは適応障害により活動休止中という状況下でした。
そんな、困難を乗り越えながら前に進もうとしてきたJO1そのものを表したようなコンセプトですね。
「僕らの季節」MVを考察してみた!
「WANDERING」のコンセプトをおさらいしたところで、さっそく「僕らの季節」MVを考察してみたいと思います。
全体を通して印象的なのは、「光」や「砂」の動きですよね。
MVの冒頭で、明るい場所から水晶玉に砂のような光が集まってくるのですが
割れてしまい
手から砂がこぼれおちると同時に、水晶玉を持っていた白岩瑠姫さんが後ろに倒れていきます。映像も回転するので違和感がありますよね。
その後、與那城奨さんが落ちていったり、川尻蓮さんが砂漠を彷徨ったりするのですが、「君がいないと何もできないよ そばにいて」という歌詞の後、砂が舞い上がり
部屋の中に風と共に吹き込んできて
光のようになってまた手元に集まってきます。
光は温かい印象な一方で、その光から変化した砂は、掴みたくても掴めないものとして描かれています。
しかし、その砂がまた光として戻ってくるんですね。
また、「僕らの季節」MV中で、砂漠や暗い部屋などと対照的なのが、豆原一成さんと川西拓実さんが花に囲まれている鏡の部屋のような場所ですよね。
JO1と鏡と言えば、これまでもたくさん出てきています。
例えば、前作4thシングル「REAL」では「見つめることで新たな自分の姿を発見する」象徴として、「僕らの季節」MV公開前に開催されたライブ「OPEN THE DOOR」では、「本当の自分はどんな姿か」問うアイテムとして登場しました。
ですので、「僕らの季節」MVでは、自分の気持ちと向き合うことで、本来の自分の姿やあり方に気づき、受け入れるトリガーとして使われていると考えました。
他にも気になるシーンはたくさんあるのですが、これらから、大切な誰か(何か)を失い、過去に戻りたいともがき苦しむものの、その誰か(何か)がいないと何もできない自分を受け入れることで、過去にとらわれず自分なりのペースで少しずつ進みだそうといったメッセージではないかと予想しました。
ちなみに、「僕らの季節」のMVの監督をした方は、次のように話していますよ。
JO1「僕らの季節」のMVを監督しました。
喪失は時として自分を見失い、その主観は世界の重力が揺ぐように感じます。喪失の前と後では全く見え方が違っても、それを受け入れた瞬間に世界は美しく輝くように見えて、その先へと確かに繋がっているのかもしれません。https://t.co/ka0sJMjelo https://t.co/oYJE2Ii8Eu
— 加藤ヒデジン / 映像D (@hidejin_0) November 24, 2021
そこで気になるのが「僕ら」が誰かということですよね。
失った相手が誰(何)なのかによって、解釈が全く異なってきそうですね。
SNSなどでもいろいろな解釈があるようです。
- 「JO1」と「会えない状況が続いたファン」
- 「JO1」と「夢や希望」
- 「僕」と「理由があって離れ離れになっている彼女」
- 「僕」と「亡くなった大切な人」
JO1のことをよく知っている方が「僕らの季節」を聞くと、➀や②の解釈、そうでない方が聞くと、③の解釈が多いのかなと思います。
一方で、輝いていた僕らの季節が過去であることや、先ほどご紹介した監督の言葉「喪失」、踊っている衣装の色が黒なことなどから、④と解釈する方もいるようです。
その場合、サビの「今すぐ会いに行くよ」が自分も死ぬことを意味するともとれますよね。
ただ、メンバーはこの歌詞の部分を笑顔で踊っているシーンが多いので、個人的には➀~③のどれかがあてはまるのではないかなと予想します。
センターが白岩瑠姫な訳は?
そんな「僕らの季節」ですが、センターは白岩瑠姫さんです。
冒頭など印象的なシーンに登場しますよね。
デビュー後、思うように活動ができなかったJO1なので、この「僕らの季節」のコンセプトに全員あてはまっているのですが、その中でもなぜ白岩瑠姫さんがセンターか気になりませんか?
センターに選ばれた理由については、これまでも公表されていないので推測にすぎませんが・・・
過去に、所属していたグループが活動できなくなり喪失感や挫折感を味わったものの、「PRODUCE 101 JAPAN」に参加したことをきっかけに再び芸能界の道を歩き始めたという経験があるからこそ、このコンセプトにぴったりだと思われたのではないでしょうか。
白王子とも呼ばれる白岩瑠姫さんなので、冬の曲が似合うということもあるかもしれませんね。
ちなみに、センターなのに歌割りが少ない、センターで踊る回数が少ない、と思われた方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
過去のMVに登場したアイテムは?
実は、「僕らの季節」のMVを見ていると、過去のJO1のMVに似たようなアイテムが登場しているようなんです。
アイテム | 「僕らの季節」MV映像 | 過去のMV曲 | 過去のMV映像 |
水晶玉 | REAL | ||
光る結晶? | Shine A Light | ||
車 | Shine A Light | ||
砂漠(砂) | 無限大 | ||
鏡 | 無限大
REAL |
||
アンティークな部屋 | Born To Be Wild |
他にも何か発見があるかもしれないので、過去のMVを見返してみるのもいいですね。
活動休止中の金城碧海も登場?
そして、「僕らの季節」MV公開と同時に話題となったのが、「君がいないと 何もできないよ そばにいて」という印象的な歌詞の後、この映像が映り、最後のサビ「待ってて」と始まるシーンです。
川尻蓮さんの足の左側、砂の中に何か光ものが見えますよね。
拡大したものがこちら。
これが、活動休止中で「僕らの季節」MVには出演できていない、金城碧海さんのバングルではないかと言う声が多くあがっているんです。
実は、メンバーがお揃いのバングルを手作りし、「僕らの季節」MVやライブで身につけているのですが、金城碧海さんは既に活動休止中だった為、まだ渡せていないと思われるんです。
これについて、金城碧海さんの存在を感じられて嬉しいという声がある一方、渡していないバングルを砂に埋めるなんて酷いのではという声もあるようです。
最初にご紹介したように、「僕らの季節」MVでは砂が大切な誰か(何か)の象徴として、手からこぼれ落ちたり手元に戻ってきたりしていると考察しました。
ですので、活動休止中の金城碧海さんにそばにいてほしいと思っていること、今は離れているけれど大切な仲間なんだということ、金城碧海さんやJO1メンバーのペースでまた一緒に歩いていきたいと思っていること、などのメッセージも込められているのではないかと感じました。
ちなみに・・・
鶴房汐恩さんが寄りかかっている車が、日産の初代スカイラインということもファンの間で話題となっています。
たまたまなのか、金城碧海さんの「スカイ」にちなんでこの車種を選んだのかはわかりませんが、あえてのスカイラインだとしたら胸アツですね。
JO1の情報が知りたい!
最後に
JO1の5thシングル「WANDERING」に収録されている「僕らの季節」MVについて考察してみましたが、いかがだったでしょうか?
いろいろな楽しみ方ができるので、ぜひ何度も見て考えてみてくださいね。